昨晩の米国株市場は上昇して始まったものの、FRB高官による高い政策金利を維持する発言が伝えられると、上昇を消してほぼ変わらずで取引を終えました。FRBの言うことを聞かない市場に対して疑問を持っていた私にとっては「それ見たことか」という展開ですが、とはいえ年初から株式市場は小幅に上昇しており、期待しているような下落が起こるのか、不安になってきました。
元々、企業業績の悪化をきっかけとした株価下落を見込んでいたため、現時点で不安になること自体がおかしなことなのですが、こうした不安を打ち消すような記事を読みました。昨年の株価下落を的中させて評価が高めたストラテジストが、今後株価が下落することが見込まれため、足元の反発局面で株を買うことを戒めているそうです。株価が下落する根拠は、企業業績の落ち込みを市場が十分に反映していないことにあるようで、現時点から20%程度下落する可能性もあるとしています。私は20%下落したところで買おうとは思っていません。あまり欲張らず、昨年の安値を更新した辺りで株式またはクレジット債に追加投資したいと思っています。
この記事にはこのストラテジストの見解とは別に、第4四半期の決算発表時期は株価が上昇する可能性があるという意見が紹介されており、実際に株価が下落するのはもう少し後になりそうです。第4四半期の決算発表以降とすると、株価下落は2月以降でしょうか。焦らず待つことを自分に言い聞かせます。