本ブログでたびたび記事にしているように私は昨年からの下落局面はまだ終了しておらず、今後昨年10月に記録した下値を下回る展開を期待しています。下値を更新した時に株式へ追加投資しようという、(自らに都合の良い)ある意味で楽観的な見方ですが、これは景気後退による企業業績の悪化を現在の市場は織り込んでいないように思えるためです。
とはいえ昨年10月に広がっていたような、物価上昇がコントロール不能になる状況は脱しているように見えますし、市場がもっとも恐れていた事態は回避できているのかもしれません。自らの見通しがアテにならないことは日々痛感しているだけに、自身の考えに見切りをつける時期について考えました。
景気後退の影響がもっとも強く企業業績に現れる時期として、市場参加者の多くは今年の4-6月期決算を見越しているという記事を読みました。株式市場は半年くらい先を見越して動くとされていますから、4-6月期決算の悪化を市場が反映し始めるのはまさに今頃ということになります。今のところ今週から発表される昨年10-12月期の決算はあまり良くない内容が予想されているようで、その内容を見て市場が将来に弱気になると、株価は下がってくれるかもしれません。
とはいえ既述の通り現在の株式市場は、インフレの落ち着きやそれを受けたFRBの引き締め姿勢の緩和期待を反映し、楽観的になっています。私が期待するような株価下落は起こらない事態に備えた計画も必要です。
私は配当が非課税となるNISA枠は、配当が支払われる前に投資した方が良いと考えている(気持ちの問題に過ぎないことは理解していますが…)ため、早めに投資したいと考えています。10-12月期決算の内容を受け、期待しているような株価下落が起こりそうにないと思った場合、つまり1月の最終週あたりで、株式に比べて手堅い収益が期待できるクレジット債へ投資することを考えています。通常口座で行われる投資は、4-6月期決算の弱気な数値が織り込まれるのを待つため、もう少し様子見しても良いと思っており、少なくとも2-3月までは待つべきかと思っています。