昨日の米国株は久々に1%超の下落になりました。これまでの上昇幅が大きかった反動と言えますが、FOMCで今後の金融政策がタカ派姿勢になる可能性がようやく意識されるようになったように思えます。金融機関に所属する多くのストラテジストも市場はFRBのタカ派姿勢を織り込んでいないと考えている(もちろんそう考えていない人もいます)ようです。
株価下落に向けた主な材料としては企業の決算ですが、今のところ目立った悪材料が出ていないように思えます。この点は今後の決算発表(今週はグーグルやフェイスブックの決算が予定されています)を注目していきたいと思います。
株式への追加投資を目論んでいる私にとって、株価下落は待ち望んでいたことです。ただし現在意識されている上記の下方シナリオ(FRBのタカ派姿勢と企業決算の悪化)は昨年10月に懸念されていた「景気後退にも関わらずFRBが物価上昇を制御できない」という下方シナリオに比べると小粒な感は否めません。
株価が昨年の下値を切り下げる可能性は低くなったように思えるため、ある程度下落したところで欲張らずに追加投資する姿勢も大事と思い始めています。