岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

FOMCで金融緩和の可能性を否定しても上昇する株式市場

昨晩はFOMCの議事要旨が発表され、最近FRB高官が様々な場所で発言している通り、政策金利を高い水準で維持する方針が再確認されました。

昨日も記事にした通り、金融市場は来たるべき景気後退を受け、年内にもFRBが利下げすることを予想しています。このため昨晩の議事要旨は株式市場にとって逆風になるはずですが、株価は上昇しました。債券市場も理屈に合わずに上昇していますが、これは議事要旨が予想されていたほどタカ派ではなかったためと解釈されているそうです(本当かどうか、怪しく感じていますが…)。

株式(場合によってはクレジット債)への追加投資を考えている私は現在、株価の下落を待っています。このため昨晩のような市場の反応にはやや失望してしまいますが、景気後退が企業業績に陰りをもたらす時をじっくり待つ方針です。楽観的な株式市場も企業業績の悪化を確認すれば、その深刻さを認識するように思っています。

なお昨晩は株式・債券ともに理屈に合わない反応をしたわけですが、為替市場はドル高と、理屈通りに反応しています。市場は短期的に理屈に合わない反応をすることがありますが、長期的には理屈に合った動きをすると考えています。

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