岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

いよいよ今夜11時から。ジャクソンホール会合でのパウエル議長講演

資本市場で注目されていたジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演が今夜11時に始まります。株式市場の参加者は、物価上昇がピークを付けたと思われることからFRBの金融引き締めが緩和されるのではと考え、株式が買っていました。その後、複数のFRB高官が引き締めを継続する発言をしていたことから、そうした楽観見通しが後退していました。FRBの思惑をめぐって様々な意見が入り交じる中、本日のパウエル議長講演があるわけです。

私は物価上昇はピークを付けるかもしれないが、引き続きFRBの長期目標2%からはほど遠いため、引き締め継続は当然だと思っていました。ただ株式市場はFRB高官の発言を受けて、引き締め継続をかなり織り込んでいるように思われ、仮に今日の講演が引き締め継続を示唆するものであっても、「思っていたよりもタカ派でなかった」ということで株式が買われる可能性があります。講演内容もさることながら、講演を受けた市場の反応も注目されます。

足元の株式市場では金融政策だけでなく今後の企業収益も注目されています。企業業績は事前予想よりもマシだったとはいえ、好業績の大半はエネルギー業界によるものとする弱気派な意見が存在します。一方で企業は物価上昇の影響を消費者に転嫁することに成功しているとして、今後に強気な意見も聞かれます。本日の講演以降も企業業績などの注目イベントは続くわけですが、ひとまずは本日の講演と市場の反応を確認したいと思います。

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