岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

映画を通じて促進される多様性。映画「灼熱の魂」

久々に映画の感想を記事にします。「灼熱の魂」という印象的な映画を見ました。レバノンからカナダに移住した人を題材にした話なのですが、自分がまったく知らない世界(このため途中で再生を止めてググり、レバノンが舞台であることを確認したくらいです)で、自分の想像を超えた出来事が起こるという、物語りらしい映画になっていました。

この素晴らしい映画の感想とは別に、映画を見て思ったことは、こうした映画を通じて社会の多様性が促進されるのだろうな、ということです。ウィキペディアによると同国の人種構成はヨーロッパ系白人が77%、東アジア系5%、南アジア系5%、先住民4%…となっており、この映画の主人公である西アジア・アラブ系は2%となっています。
決して多くない人種を主人公にしたこの映画によって、中東出身者に対するカナダ国民の目線はだいぶ変わったのではないでしょうか。この映画はカナダの映画賞を受賞しており、カナダ社会への影響は小さくなかったものと思われます。

日本の人種的多様性はどうなっているかと思い、ウィキペディアで調べたところ、日本系が98%、中国系0.6%、韓国・朝鮮系0.4%となっていました。割合において日本系が圧倒しており、日本系の人が普通に接していてもその他の人々は肩身が狭い思いをしているのかもしれません。非日本系の人々に対する関心や温かい眼差しは大事にしたいものです。

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