岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

怖さには人によって異なるツボがある。映画「イット・フォローズ」

Youtube岡田斗司夫さんが「とても怖かった」「夜に一人で見てはいけない」と仰っているのを見て、自分自身はホラー映画は苦手でまず見ないのですが、つい見てしまいました。しかも「夜に、一人で」です。岡田さんがそこまで言う映画がどれくらいのものなのか、文字通りの「怖いもの見たさ」というやつです。

そういうわけでかなりビビリながら見たのですが、内容そのものはそこまで怖くはなく、設定が面白い一般的な映画として楽しむことができました。何を怖いと感じるのかは人によって異なり、少なくとも今の私はこの映画に怖さを感じず、むしろ設定の妙や展開の早さ(岡田さんも動画の中でテンポの良さは指摘していました)を楽しんだということだと思います。
もしくは現代的な怖さに私がついて行けないのかもしれません。怖さという感情は本能的なものだと思うので、そうしたことはないと思うのですが、どうなのでしょう。ちなみに私はスプラッター系は怖さを感じるものの、それは品の良い怖さだとは思っておらず(などと言い訳を言いながら敬遠しています…)、シャイニングやキューブのような心理的に怖がらせる映画の方が怖いと思います。

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この映画が楽しかったことから、同じデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督が撮影したアンダー・ザ・シルバーレイクも観てみました。こちらは合う人にはものすごく合うという意味でカルト感のある映画で、ただ微妙に現実感が入り混じっているところが私には合わなかったです。両映画に共通するところは設定が肝となるところで、この監督はアイデアで勝負するタイプなのかもしれないと思いました。