岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

中国のコロナ関連の死者は本当は90万人近い?統計の正しさは重要です

昨日、中国のコロナ関連の統計を元にした記事を作成しました。この記事では中国の統計に対する信頼性を疑問視する意見にも触れましたが、記事にした翌日に早速この統計に疑問を呈する意見が出ていました。

昨日の記事は中国がコロナ関連の死者と認めた5万人の病歴や平均年齢を紹介するものでしたが、5万人という死者数は少なすぎであり、本当は90万人にのぼる可能性があるとした試算が出ているそうです。5万人という死者数は人口あたりの感染者数として他国を大きく下回っているそうで、90万人という数値が正しいのかどうかは別にして、言われてみると5万人という数字はたしかに小さいような気もします。

このように5万人という統計に疑念がつくと、5万人の属性に基づいた分析が正しいのかについても疑問がわいてしまいます。昨日記事にしたように中国の公式発表はゼロコロナからの転換を強く支持する内容であっただけに、統計そのものが恣意的である可能性が出てきてしまいます。

私は人が行うことに無謬性を求めるのは間違いで、ある程度は間違いの発生を前提にして物事を考えるべきと思っています。ただ今回のように桁の違う間違いが発生している場合、統計そのものに加え、統計から導き出される解釈に対する信頼性を揺るがせてしまいます。昨日の記事については取り急ぎ訂正ないし注書きを入れておくことにします。

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