中国は現在も厳格なゼロコロナ政策を行っていますが、この方針に対して多くの中国国民は異を唱えているようです。一連の抗議活動のきっかけは火災で亡くなった人の映像が出回ったことのようで、この人が亡くなった原因がロックダウンではないかと思われているようです。このきっかけが真実なのかどうかはともかく、中国国民の間でゼロコロナ政策に対する不満がたまっていることは事実なのでしょう。
私が読んだ記事の中にはワールドカップの映像等を通じ、中国の対策の特異さが国民に伝わった可能性を指摘する記事もありました。ワールドカップに限りませんが海外の映像を見ているとマスク着用すら行っていない様子がうかがえます。これは中国に限ったことではなく、日本においても徐々にマスク着用の習慣は薄れていくのだろうと思います。
今回のような抗議活動が中国で幅広く行われるのは異例な気がしており、中国政府もこれを無視することはできないかもしれません。中国株に対する強気意見の材料の一つに中国がいつかはゼロコロナ政策を撤回することが挙げられていますが、それはそう遠くない日に実現するのかもしれません。
