岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

中国のコロナ感染急拡大に世界はうまく対処できるか

ゼロコロナ政策からの転換した中国でコロナ感染が急拡大しているようです。経済回復を優先してゼロコロナ政策を撤回した中国の方針転換は、転換の仕方が拙速すぎたと思うものの、迅速な意思決定が可能な一党独裁ならではの対応だと思っています。転換の仕方が拙速すぎたこと、また中国で開発されたワクチンの効き目が悪かったようで、感染が急拡大しているようですが、これは支払わないといけないコストなのでしょう(中国の国民からするとたまったものではないのでしょうが…)。

さて中国での感染急拡大に対し、日本を含めた各国で中国からの入国者に対して入国時検査を行う等の新たな対策を打ち出しています。これは変異種が国内に入ることに備えた臨時の措置のようで、国民の不安を和らげるためにも必要な対策のような気がします。ただこうした対策をいつまでも続けることは現実的ではありません。

中国からの旅行者は言うに及ばず、中国で仕事をしている日本人が、中国からの入国のたびに複雑な検査を行うことは、両国間の人の行き来を減少させるでしょう。仮に今回の感染急拡大で新たな変異種が生まれたとしても、変異種が国内に入らないよう対策し続けることは困難でしょう。

変異種に対するもっとも保守的な対応は、変異種が発生する前から入国を制限し(今はココ)、変異種が確認された場合に入国制限を強化、その病状や治療法が分かるまでは強化された入国制限を続けるものだと思います。これに対して私は、変異種が確認された後にはじめて強化されない程度に入国を制限し、病状や治療法が分かったらその措置を撤回するくらいで良い気がしています。

中国での感染急拡大に対する対応は今後の平常化に向けた良い試金石です。うまく乗り切ってもらいたいものです。

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