岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

米国の政策金利は2023年中に引き下げ局面へ?

米国の金融機関のストラテジストによる政策金利の見通しが大きく分かれているという記事がありました。政策金利は5%または5.25%でピークをつけることが予想されることはほぼ共通見解になっているものの、その後ピーク付近で政策金利が維持されることを見込む意見と、2023年中に利下げに転じるとする意見に分かれているとのことでした。

私はつい最近まで2023年中はピーク付近まで上昇した政策金利は維持されることが共通見解になっていたと思っていたので、この変化には驚きました。利下げに転じるとする予想では、FRBは景気後退や失業率の上昇を避けるために利下げするとしています。ただ私は、時期尚早に金融緩和に転じることを戒めた70年代の教訓をパウエル議長は意識しているようで、インフレ率がかなり明確に低下しない限り、FRBは利下げに転じることはないように思っています。

政策金利はピーク近辺で当面維持されるという予想はつい数週間前まで市場参加者の共通認識になっていました。FRBハト派転向を期待する市場の期待が裏切られる時、株式や債券は再び売られるでしょう(ドルは買われるはずです)。私の手元にあるドルの追加投資の好機はその時なのかもしれません。

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