岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

今後の追加投資について考える。昨晩は債券が株式以上に下落した

私は全世界株式と米国総合債券のETFの価格を日々眺めているのですが、昨晩は債券の価格が株式以上に下落する、珍しい日でした。昨日の市場の変化は、米国総合債券が△0.45%、全世界株式が△0.31%になっています。いつもは債券は株式よりも価格変化が小さいわけですが、昨日はそうでなかったわけです。

その理由は、昨日FRB高官が今後の引き締めに積極的な姿勢を示したこととされています。FRBの金融政策を市場がどの程度織り込んでいるのかを知るため、CMEのFedWatchツールを調べたところ、たしかに今後の利下げ予想がだいぶ後退していました。これを見ながら考えたのが今後の追加投資のタイミングです。

私が現時点で予想できる株式もしくはクレジット債の下落材料は、今後の利下げ期待の剥落くらいです(銀行危機のように思いもよらない事態については、真剣に考えても仕方ないと考えています)。FRBの複数の高官は利上げ打ち止め後の政策金利について、当面の間は維持することを表明する一方、市場は年内の利下げをかなり織り込んだ価格になっています。FRBと市場のどちらが間違っているわけです。

どちらかの間違いが修正された時の反応ですが、FRBが間違っていた時(つまり年内にそれなりの利下げが起こる場合)は市場価格が全般的に上がるので、追加投資の機会を逃す点はがっかりしますが、資産全体としては増加になるでしょう。この場合、私にとって何の問題もありません。市場が間違っていた場合(つまり年内に複数回の利下げが行われない場合)は、市場価格は下がるでしょうから、その時が追加投資の好機かもしれません。

感覚的なものですが、私は年内利下げは行われても1回のような気がしています。このためCMEのFedWatchツールを観察し、年内利下げの予想が1回になるのを確認した時が、株式もしくはクレジット債に追加投資する時かもしれないと思い始めました。

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