更新を忘れて遅くなってしまいましたが、2月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性があります。遅くなった関係で、日本株のバリュエーションは3月末分に更新されてしまっており、このため今月は日本株は記載していません。
世界全体(VT) 15.5 2.4 15.3
米国(VTI) 19.1 3.4 20.9
欧州(VGK) 13.1 1.8 12.3
新興国(VWO) 11.1 1.9 15.2
2月末時点ではバリュエーションに大きな変化はなく、ただ欧州株のバリュエーションが1月末に比べて少し高くなっています。最近、中国株が安くなっているという記事を読むため、新興国株のバリュエーションには注目していますが、2月末時点ではそれほど安くなっているわけではなく、今週にでも更新されるであろう3月末の数値を待ちたいと思います。
新興国株は、仮に安くなっても、地政学的リスクを理由に結局買わないような気もしています(私も昨年のロシア株で勉強しました…)。ただ手元のドルの大半でクレジット債を購入した後、限定的な金額であれば、新興国株に投資することも考えられるかもしれないと思っています。手元のドルの大半を全世界株に投資できるだけの株価下落が発生してくれた場合は、新興国株に改めて投資することはしないわけですが、この点はどうなることやら。引き続き注目していきます。
