行政上の手続きで必要な書類を入手する方法を調べたところ、そのためにはとても面倒な手続きが必要で、手続きを省略するのにマイナンバーカードが有効であることが分かりました。これまで不要なものは作らない方針で生活していたため、マイナンバーカードも作っていなかったのですが、これを機にマイナンバーカードを作成することにしました。
(この後に行政への不満らしきものが続くので公平を期すためにお伝えすると、マイナンバーカードを作成する、第一段階のネット上の手続きはとてもスムーズなものでした)
そして無事にカードを入手したため、せっかくなので健康保険証として利用する手続きを行おうと思ったところ、手続きのためのマイナポータルというアプリがダウンロードできないことが分かりました。私が利用しているスマートフォンが、このアプリに対応していないのがその理由でした。私の周辺に同様にこのアプリが使えない人がいたのですが、その人はアンドロイド端末を使っていたため、アップル端末を使っている私には関係ないことだと思っていましたが、アップル端末でも少し古い機種だと対応していないようです。
対応機種が少ないのはセキュリティ対策で、幅広い端末を対応可能にするとその分だけセキュリティが甘くなるということだと思います。マイナンバーカードをめぐってはセキュリティ上の不安を訴える声が多いようで、そうした声に応えてセキュリティの水準を上げているのでしょう。
とはいえ今後マイナンバーカードを健康保険証として利用する例が増えることが想定されており、多くの人がこのアプリを使うことを考えると、対応機種が少ないことは今後問題になりそうな気がしました(私のような人はコンビニの端末で手続きをすれば良いようで、公共サービスとしての網羅性は保たれています)。セキュリティと利便性をバランスよく両立させることの難しさを実感する出来事でした。
