岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

制御できないインフレの可能性はなくなったものの、2%目標への着地は難しいのではないか

今週の市場は米国の消費者物価指数の伸びが3%にとどまったことを好感し、債券を含めた資産全般が上昇しました。追加投資の機会をうかがっていた私にとっては悔しい展開ですが、私は今後も株式やクレジット債が下落する可能性に期待しています。3%まで低下し…

米国のインフレ沈静化の兆しで資産価格上昇、ドルは下落。追加投資の機会をまたもや逃す…

昨日の米国市場では注目された消費者物価指数の伸びが3%にとどまったことを好感し、株式・債券ともに上昇しました。インフレが落ち着いたため、金融引き締め長期化の必要性が薄れたのでは、と解釈されたのがその要因です。金融引き締め長期化の可能性が低下…

月初からの円高の理由が見えてきた。ただドルへの換金はもう少し待ちたい…

今月に入ってから為替が円高に動き、外貨建て資産が大半を占める私の資産は減少しています。記事を読んでも円高になる理由がいまいち分かりませんでしたが、どうやら物価上昇が期待されたほどではなく、最近高まってきた金融引き締め期待が後退することを期…

偽物の腕時計の多くは分解しないと真贋が分からないらしい

偽物の腕時計に関する記事を読みました。出回っている偽物の半数はロレックス社を模造したもので、ロレックスは腕時計にあまり関心のない私でも知っている有名ブランドなので、偽物が出回ることは理解できます。意外だったのはそれらの偽物のうち、偽物であ…

米国がウクライナへクラスター爆弾提供へ。一筋縄では終わらなそうなウクライナ侵攻

米国がウクライナからの要請を受ける形でクラスター爆弾を提供するそうです。クラスター爆弾は不発弾の残留によって民間人の被害が出る可能性が懸念されており、その使用が世界的に問題視されているだけに、米国としてもその決断は容易ではなかったとしてい…

クレジット債の価格反発は思ったほどではなかった。来週、追加投資の機会が出現するかもしれない

昨晩の米国雇用統計は雇用者数は予想を下回ったものの、物価に大きな影響を与えるとされる賃金が上昇したことから、株価は低下しました。私が注目していたクレジット債は、ここ数日の下落がきつかったことを受け、わずかに上昇しています。雇用統計に関する…

事前予想を上回る経済統計で引き締め継続の可能性が高まる。クレジット債が安くなってきた…

昨晩の米国市場は雇用関係の統計が事前予想を上回り、金融引き締めが継続されるという観測が強まりました。この結果、米国の金利は短期を中心に上昇しています。私は追加投資先として株式とクレジット債を検討してきましたが、株式は上昇が著しく、なかなか…

何事も政治問題化すると解決は厄介に。米国でESGが禁句になりつつある?

流行ったばかりのように思えるESGという言葉が、米国で早くも禁句になりつつあるようです。ESGは環境(Environment)・社会(Society)・ガバナンス(Governance)を意識した運用手法ですが、例えば環境を重視して化石燃料の使用に反対する姿勢が石油産業や石油産…

習主席を独裁者と呼んだバイデン大統領に中国反発。この反発は理解できます

バイデン大統領が習主席と独裁者と呼んだことに対し、中国側が反発しています。国のトップを独裁者と呼ばれて黙っているわけにもいかないでしょうし、中国側が反発するのも理解できます。政治資金集めのイベントでの発言とのことですから、いわば身内に囲ま…

最近散見されるようになった日本の将来に対して極端に悲観的な意見

長期的な通貨価値の維持には利上げが必要であり、為替介入は役に立たないとする欧州の銀行の意見が記事になっていました。この意見は日本だけを取り上げたものではなく、スイス・スウェーデンの金融政策も批判しています。以前本ブログで記事にしたように、…

6月末の資産チェック。3ヶ月連続で円安になっていた

6月末の資産チェックを行いました。6月は株式(VT、ドル建て)が2.2%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が0.7%のプラスと、リスク性資産はいずれも上昇しました。リスク性資産以上に動いたのが為替で、3.2%の円安に動き、資産全体で4.8%のプラスになりま…

通貨が1割安くなると見捨てるロシア国民。日本国民の社会や体制に対する信認は厚い

ロシアルーブルの価値が年初来で1割強下落しており、このためロシア国民がルーブルを見限って資産を海外に逃避させているという記事見出しを目にしました。有料記事なので内容は読めていませんが、ルーブルの価値下落を嫌ってロシア国民が資産を海外に移して…

ウクライナとの和平交渉を支持するロシア人が増えているらしい

ロシアの調査機関の調査により、ウクライナとの和平交渉の開始を支持するロシア国民の割合が53%に増えていることが示されました。記事ではその要因としてワグネルの反乱をあげています。世論調査の結果が政策に結びつくわけではなく、過剰な期待は禁物ですが…

クレジット債が安くなってきたものの…またも好機を逃したか?

米国FRBが年内にも利下げをするという期待が後退し、米国の金利が上昇しています。私は米国クレジット債への追加投資を検討していますが、金利上昇の影響を受けてか、価格がかなり下がっていました。5月下旬にクレジット債を買おうとして買えなかった価格が…

ウォール街のインターンの時給が1万7000円!日米の給与格差は物価上昇によって縮まる?

ウォール街でインターン(研修生)として働く際の時給が1万7000円になっているそうです。研修期間は限られているでしょうから年収換算するのは適切でないのでしょうが、ある会社では年率に直すと11万ドル(約1600万円)になるそうです。ウォール街はあまりに極端…

米国で不動産が動き出す。米国の不動産市場は大丈夫か?

在宅勤務の広がりと金利上昇の影響を受け、米国の不動産市場は下落していると言われます。一方で不動産の持ち主は現在の下落後の価格で売却することを良しとせず、取引量が減少している関係で、不動産価格の実態は見えにくいとされていました。そんな中で本…

余裕ある退職生活、富裕層と目される生活のために、いくら貯める必要がある?

資産形成に゙関する2つの記事を読みましたのでご紹介します。1つは余裕ある退職生活のための貯蓄額で4億円と目されているそうです。老後資金として2000万円が話題になった日本では、非現実的な金額のように思えますが、これは世界の投資家を対象にした調査結…

ワグネルの反乱(?)は収束か、ロシアは相当混乱していそう

ロシア軍の一部としてウクライナ侵攻に加わっていた傭兵組織ワグネルが、一転してロシア軍を制圧していた問題ですが、ワグネルとロシア政府の間で交渉が成立したようで、ワグネルは撤退したそうです。私は自分が投資していたロシア株ETFが返金されるには、ロ…

一時1ドル144円近くまで円安が進む。為替介入が起こった時にどうするか?

昨晩の米国市場では、緩和政策を維持する日銀と引き締め継続を示唆するFRBの金融政策の差が意識されてか、円安が進みました。一時1ドル144円近くまで円安が進んだようで、昨年9月に為替介入を実施した1ドル145円にかなり近づいてきました。昨年9月の為替介入…

従業員を職場に引き戻す動き。業種や業種内の地位によって対応は分かれそう

米国の金融機関が職場への出勤ルールを守らない社員に人事処遇でペナルティを与えることにしたそうです。この企業では出勤日を週3日としているそうですが、それを守っていない社員に対し、業績評価時に出勤状況を考慮するのだとか。記事では出勤状況を把握す…

注意!PayPay入金前に本人確認を!

PayPayを使って納税しようと思い、近所のコンビニで入金後に払い込もうとしたところ、本人確認を求められました。面倒に思いましたが、すでにお金を入金してしまったため、四苦八苦しながら本人確認を行い、さて払おうとしたところ、本人確認前に入金したお…

5月末のバリュエーションチェック。欧州株が割安になったものの、引き続き追加投資先は見つからず…

5月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性が…

ウクライナの反転攻勢でロシア株の資金回収のめどが見えてきた?

ウクライナの反転攻勢が始まり、ウクライナ侵攻が新たな局面に入っているようです。侵攻当日にロシア株ETFに投資した私は、その後の経済制裁でこの投資が凍結されてしまい、その資金回収には西側寄りの政権がロシアに成立するしかないと考えていました。ロシ…

株価上昇で浮かれる気持ちを戒める。同額のマイナスが発生するかもしれないということ

株価上昇や円安によって自身の資産額が増えています。悪い気はしないものの、価格下落が発生した時に備え、同額が減少する可能性があるということだと自分に言い聞かせています。株式は長期的に上昇するものだと思っていますから、数年単位では上昇すると考…

新興国株に対する強気意見。中国株がダメでもインド株がある?

中国の景気回復に対する期待が低下する中、それでも新興国株に対する強気派が強気姿勢を維持しているという記事を読みました。強気を維持する根拠は中国政府による景気下支え策とインドの構造改革の進展とのことです。中国政府による景気下支え策は今まさに…

今後の市場動向について(当然のことですが)分かれる見解

株価の上昇により世の中全体が将来に対して楽観的になっているように思います。そうした中で米国を代表する証券会社が今後の市場について異なる予想をしているという記事を読みました。強気派はテクノロジー株に他のセクターが追いつく形で上昇が続くと予想…

中国の将来が不安になる2つの記事と今が中国株の底かと思わせる記事

新興国株の中で中国株が占める割合が高い(3割くらい)ことから、中国株をめぐる話題に敏感になっています。そんな中で中国の将来が不安になる記事を2つ読みました。1つは1989年6月4日で起きた天安門事件が中国でタブーになっており、6月4日を意識させることが…

日銀の政策修正は金融市場に波乱を起こすのか?

日銀が現在の金融政策を修正して金利が上昇すると、海外に出ていた資金が国内に回帰し、世界の金融市場に大きな影響を与えるという見通しが、記事になっていました。私自身は国内の金利が少々上昇しても、現在ドルで運用している資金を円に戻す可能性は低い…

人口減という中国に対する長期的な弱気材料

今後の追加投資先としてクレジット債と新興国株を有望に思っており、新興国株の中で大きな割合(3割弱)を占める中国株に関する情報に敏感になっています。今日は中国経済に対して長期的に弱気な意見を紹介する記事を読みました。大手資産運用会社の幹部は、景…

債券に強気、ただクレジット債に弱気な記事を読む

先月クレジット債に追加投資した私は、株価が下落しないため、引き続きクレジット債への追加投資を計画しています。引き続き検討している理由として、クレジット債が株式ほど値を戻していないことが挙げられますが、値が戻らない理由を説明している記事を読…