岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

余裕ある退職生活、富裕層と目される生活のために、いくら貯める必要がある?

資産形成に゙関する2つの記事を読みましたのでご紹介します。

1つは余裕ある退職生活のための貯蓄額で4億円と目されているそうです。老後資金として2000万円が話題になった日本では、非現実的な金額のように思えますが、これは世界の投資家を対象にした調査結果で、金融端末のユーザーを投資家と定義しているようです。金融端末を契約している人は、金融の専門家に限られるわけですが、それにしても高い気がします。

このようにあまり参考にならない記事の後に、もう少し現実的な記事です。米国で富裕層と目されるには3億円が必要と考えられているとのことです。米国は日本に比べて物価が高いとされていますから、3億円という金額はなんとなく現実的な金額であるように思います。

この記事で面白かったのは、調査回答者(先ほどの記事と違い、この調査は米国のネット証券が実施したもので、一般的な個人投資家を対象にしたものだと思います。とはいえ平均純資産は56万ドル=8000万円なので、かなりのお金持ちです)の半数が、友人と同じような暮らしができることで豊かさを感じると回答していることです。また70%の回答者が豊かさについて「銀行口座に巨額の残高を持つことよりも金銭の心配をしなくて良いこと」と回答したそうです。そして回答者の48%が自身について、すでに裕福と感じているとのことです。

周囲の環境が自身の生活水準を評価する上で重要な要素になることや、お金の心配をしなくてすむことが豊かさと位置づける考え方は、私にもよく理解できます。また半数近くの人が自身を裕福と感じているところに、米国の豊かさを感じました。

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