岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

米国の物価上昇再加速で金融引き締め観測が台頭、株価は下落

昨晩発表された米国の消費者物価指数(CPI)は予想を上回る結果となり、これを受けて金融引き締めが加速するとの思惑が広がり、株価は下落しました。米国の当局が物価上昇を管理できていない様子が明らかになり、金融引き締めや物価上昇がもたらす様々な混乱に株式市場が反応した形になります。企業業績に対する弱気見通しが広がっていたことも、株価下落に拍車をかけることになりました。

セントルイス連銀のデータベースより

 

米国の金融市場の今後を考えるとFRB保有債券の圧縮(これは債券の償還で対応可能とも、債券売却が必要とも言われています。計画額達成のために債券売却が必要となると債券市場により大きな影響を及ぼすでしょう)や現在懸念されている企業業績、またロシアのウクライナ侵攻の行方などリスク要因はたくさんあります。私個人の資産運用としてはすでにかなりの金額をリスク性資産に投資しているため、残りの追加投資用資金は焦らずに株価下落をじっくり待ちたいと考えています。今年記録した下値以上に株価が下落して初めて追加投資の検討を開始する。そのくらいの時間軸で追加投資を検討したいと思っています。

まったく別の話題になりますが、先日地方税の通知書が手元に届きました。昨年は分割して納税しましたが、今年は足元で現金を使うあてがないことから、一括納税しようかと思っています。私にとって現金の使い道は米国上場のETFへ投資するためにドルへ換金するくらいなのですが、ドルが高くなってしまった以上、直近はドルへ換金する意欲があまり湧きません。円安ドル高は今後も続くのかもしれず、その場合は淡々とドルに換金するべきなのかもしれませんが、分割した場合は納税を忘れてしまうリスクもあるので、今年は一括納税で良いように思っています。

reedonshore.hatenablog.com