岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

資産運用の成果は他人と比較すべきではない

クレジット投資の大家として知られるハワード・マークス氏が、個人投資家のリスク許容度について述べています。

個人投資家はさまざまな媒体を通じて専門家の意見を確認するわけですが、そうした意見は自身のリスク許容度を考慮して、受け入れるかそうでないかを判断すべきという、とても常識的な意見です。リスク許容度は人によって異なるので、専門家の意見をどう捉えるべきかは、人によって異なるということですね。

このことは他人の資産運用について知る時にも当てはまります。他人の資産運用の結果を目にすることがありますが、自分にない「発想」や「考え方」を参考にすることはともかく、何%増えた等の結果を参考にする意味はないわけです。リスク許容度が異なり、資産配分が異なる人の資産運用結果を気にしても仕方ないですから。また、仮に同じような資産配分で良い実績を挙げている人がいても、リスク許容度が異なる以上は、自分にその手法が合うかどうかは分からないことも認識すべきだと思います。

要するに「自分は自分、他人は他人」と割り切ることが大事なのでしょうが、一方で唯我独尊になってもいけません。他人から学ぶ姿勢を大事にして、良く学ぶことに気をつけたいと思います。

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