新型コロナがもたらす心理的な制約が徐々に減ったように感じており、昨今はお酒を飲む機会が増えてきました。週末の街中でマスクを外している人はもはや珍しくなくなっているように思います。個人の生活においては新型コロナは過去のものになりつつあるのでしょう。
ただし企業社会は個人の生活よりも新型コロナの影響が残っているように思います。職場でマスクを着用する人は相変わらず多いですし、通勤時の電車でもマスクをしている人が多いです。
新型コロナによって一般化した在宅勤務という仕組みについて、私は日本社会全体にとってマイナスであるように感じています。日本人の長所である勤勉さは、在宅勤務によって失われてしまうと思うためです。ただ一人の労働者の目線では、在宅勤務は生活に柔軟性をもたらすため、とてもありがたい仕組みです。職場におけるマスク着用という習慣や在宅勤務という仕組みが、社会が平常に戻った後にどうなるのかは、とても興味深いとことです。
マスク着用の習慣は、連休明けに新型コロナをインフルエンザと同等の扱いにすることによってなくなるのでしょう。ただ、在宅勤務という習慣をなくすことは労働者から強い反発が出そうです。そうした反発に対して経営陣がどのように対処するのか、観察していきます。