岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

高インフレ時代に備えた資産運用に移行すべきか?

コロナ禍への対応として大規模な財政支出を実行し、一定の効果が得られたように見えることから、今後は大規模な財政支出が頻発し、結果として高インフレ時代がやってくるのではという予測記事を読みました。同様に高インフレを予想する声は多く、安価な労働力(中国の人口減)・安価な商品(発展途上国の商品需要拡大)・安価な資本(貿易黒字国の米国への資本還流が弱まる)といった要因によって、今後10年は5%程度のインフレを覚悟すべきとする意見もあります。

私が今後の追加投資の対象としてクレジット債ではなく株式を選好する一因も、高インフレの可能性です。仮に5%のインフレが定着した場合、現在約8%の利回りを提供するハイイールド債の魅力度は低下してしまいます。

このように高インフレを警戒している一方で、今後は低インフレの時代に戻るとする意見も忘れてはいけないと思っています。賃金上昇率がインフレを引き起こすことはないとして、現在のインフレは安定化することを予想する識者もいます。

私にとって最も避けたい事態は、手元の資産がインフレによって価値を失ってしまうことで、それを避けるには株式が良い選択肢になるでしょう。高インフレにならない場合、クレジット債が安定した利息収入をもたらしてくれることを期待しています。

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