昨晩の金融市場はFOMC後のパウエル議長による、インフレ対応が進展したとの発言を好感して株高に、発言をハト派姿勢と解釈(私はそうは思いませんが…)したことからドル安に反応しました。
株式またはクレジット債への追加投資を目論んでいた私にとっては舌打ちしたくなるような結果ですが、ドル安はドル買い増しの好機として捉えても良いかもしれません。そんなことを考えていると、目下為替市場に影響を与えそうなイベント、日銀の次期総裁が金融市場に与える影響について記事が出ていました。
記事によると黒田総裁の後任としてもっとも有力と見なされている雨宮氏が指名された場合、日本株は大幅高、円は2円超円安になることが見込まれるそうです。現在も日銀副総裁である雨宮氏が指名された場合、現行金融政策の踏襲が意識され、このため上記のような反応が予想されるそうです。
同氏が後任となる可能性は40-50%と見込まれているようです。その他の有力候補である中曽氏が就任した場合は、逆に2円程度の円高も予想されるとのこと。今月予定されている日銀総裁の後任人事は為替市場にそれなりの影響を与えそうです。これらの影響が現れる前に、具体的には明日にでも、手元の円の一部をドルに替えておこうと思っています。