岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

世界全体の株価が割安になってきた。5月末の株式バリュエーション

株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性があります。

世界全体(VT) 15.5 2.4 15.1
米国(VTI) 19.3 3.5 19.3
欧州(VGK) 12.6 1.8 12.8
新興国(VWO) 11.2 1.9 14.9
日本(VJPN) 12.7 1.2 10.6

今回の気づきは全世界株のバリュエーションが低下し、新興国株や日本株に近づいてきた印象を受けることです。米国株のバリュエーションはそれまで突出して高かったこともあり、米国株を多く含む全世界株のバリュエーション低下が目立つ形なっています。対する新興国株や日本株のバリュエーションは、もともと低下していたこともり、低下幅が小さくなっています(日本にいたっては4月末比で上昇しています)。

直近高値からの下落幅を見ると、一足早く下落が始まっていた新興国株と全世界株の下落幅の差は縮まっています。私は下落していた新興国株に既にある程度投資していたこともあり、今後の追加投資の対象は全世界株であると考えています。

直近は下落からの急反発を見せていますが、物価上昇の勢いが落ち着くまでは米国の利上げやそれを受けた株式市場の混乱は続くと考えています。先日記事にした通りクレジット債という追加投資候補も現れていますので、それらと比較した上で、下値を更新したところで追加投資を実行するつもりです。

reedonshore.hatenablog.com