岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

ビットコイン先物ETFの上場承認がもたらすもの

米国初のビットコイン先物ETFが米当局によって承認されるのでは、との見通しが強まり、ビットコインの価格が上昇しています。一方で世界金融危機で住宅バブルの崩壊を予想して名を上げたマイケル・バーリ氏は、暗号通貨市場にバブルが発生しているとし、暗号通貨を空売りする方法を模索しているらしいと報じられています。

暗号通貨をめぐっては賛成・反対それぞれの意見が喧伝されています。私は暗号通貨の価値について懐疑的ですが、賛成派の意見を聞くと「なるほど」と思うこともあり、私のような人間がいるうちはまだまだ上昇余地があるのだろうな、とも思います。私も含め暗号通貨市場に懐疑的な人間がいる限り、新規参入する候補者はまだまだいることになりますので。

一方で冒頭に紹介したバーリ氏のような反対派にとっては、ETFの上場承認は暗号通貨を空売りする手段が与えられることを意味します。機関投資家空売りを吸収するほどの取引量であるかはさておき、ETF空売りすれば空売りは可能になります。筋金入りの反対派にとって、ビットコイン先物ETFの承認は空売り開始の号砲になるかもしれません。

ビットコインETFは遅かれ早かれ承認されるように思います。そしてETFの承認によって、暗号通貨市場は伝統的な金融市場の影響をより強く受けることになるでしょう。ETFが承認された後に暗号資産の市場がどう変わっていくのか、注目していきたいと思います。

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