岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

口先介入で円安進行は一服。ただこれで円安傾向が一転するとは考えないほうが良さそう

昨日記事にした円安の勢いは結局125円まで進んだようです。急激な円安を受けて当局者や財界から円安を牽制する声が出始めており、口先介入の効果があってか円安進行は一服しています。ただし今回円安が進んだ要因である日米の金利差が引き続き拡大基調にある(昨日記事にした通り、日銀は長期金利を0.25%で固定することを政策目標にしています)ことを考えると、口先介入だけではその効果は限定的であると考えています。

では口先ではなく実際の介入を行ってはどうかという話ですが、その場合は一時的に相当な円高を演出することはできるものの、その効果は長続きしないのではという記事を読みました。介入は財務省保有する外貨資産を売却して円を買うわけですが、外貨準備として保有する資産は膨大であるものの、為替市場の大きさに比べるとやはり小さいため、円からドルへの資金の流れを止めることはできないということです。

私は米国ETFを通じた株式投資用に手持ちの円をドルに換金しておく必要があり、ドルへの換金タイミングを見計らっています。実際の介入によって相当な規模の円高が発生した後に換金するのが最も得策だと思いますが、当然のことながら口先介入にとどまってしまう可能性もあります。あまり欲張らずに口先介入で若干ゆり戻した段階で、換金予定額の半分くらいをドルに換えておいても良いかと思っています。

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