岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

楽観見通しが多い中で確認するリスク要因

今年の振り返りや来年の市場予想が発表される時期になりました。そうした中でプロの運用者が来年のリスク要因としてどんなことを想定しているのかが記事になっていました。
アンケート調査によると、運用者が見込むリスク要因の中で最大のものは金融政策の行き過ぎ(早急に引き締めすぎる)で、以降インフレ率の高まり・コロナ関連・地政学的リスク・中国経済の減速と続いています。

このようなリスク要因は存在するものの、多くの運用者はメインシナリオとして高い経済成長を背景にした株高を予想しているそうです。この部分はポジショントークの可能性がありますが、今年に続いて来年も高い経済成長が見込まれており、まったくのデタラメでもなさそうです。

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国際通貨基金による「世界経済見通し」より

記事では先進国の貯蓄増加に支えられた支出増加や供給成約が早期に解消されることも考えられることから、現在見込まれている以上に経済が成長する可能性もあるとすらコメントされていて、なんだかんだで概ね楽観ムードの記事になっています。

実際にそうなってくれると嬉しいですが、金融引き締めの早期化による風向きの変化は軽んじてはいけないように思っています。一方で経済成長もそうですが、世界の株式市場に対する長期的な信頼に変わりはないので、大きな下ブレが発生した際に追加投資をすることができればなどと調子の良いことを夢想しています。さてさてどうなることやら…