岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

理屈通りに動き始めた株式市場

昨日記事にした通り、新興国ETFに買い注文を出し、無事約定しました。昨日の底値に近いところで買えた偶然もあり、今回も満足できる売買ができたように思います。本日は先週からの株式市場の下落が週明け月曜も継続したことに対し、潮目の転換を予想する記事が出ていたので、その内容を確認します。

ブログ運営のおかげで買いを我慢することができた - 岸辺の日記

1つ目の記事は、今年これまで奏功してきた押し目買いが今回は効かなかったことを紹介するものです。記事の中で昨晩の下落の要因として、バイデン政権の経済対策に横やりが入ったこと、FRBの金融引き締め方向への転換が加速されたこと、オミクロン株の影響の3つが指摘されていました。いずれも正しい解釈だと思います。
また他の2つは短期的な要因だと思いますが、FRBの金融引き締め方向への転換が加速されたことは来年いっぱいは作用しそうな要因だと思います。

2つ目の記事は来年は財政支出や金融政策による経済の下支えが減ることから、来年の経済運営の難しさを指摘するものです。記事の中で予定されていた財政支出が減少することをその一因としていました。そもそも経済が過熱している時に巨額の財政支出が必要なのかという問題はありますし、今回の横やりによる財政支出の規模縮小はたいした規模ではないように思いますが、ともあれ財政支出の縮小が来年の経済成長を抑制することは事実なのでしょう。

このように考えると昨晩の株式市場の下落は、今後1年程度に見通される逆風を理屈通りに反映した結果と言えそうです。昨晩の下落で新興国株の買いは一段落し、今後は全世界株の下落を待つことになります。ここから更に5%くらい下げたところで買いたいという調子の良い計画ですが、今回のように市場が理屈通りに動いてくれるのであれば、現実感がまったくないというわけでもないのかな、と期待しています。気長に待ちます。

reedonshore.hatenablog.com