遅ればせながら6月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性があります。
世界全体(VT) 17.2 2.5 16.2
米国(VTI) 22 3.7 22.3
欧州(VGK) 12.7 1.8 12.6
新興国(VWO) 12 1.9 14.9
日本(VJPN) 14.9 1.4 10.1
株価上昇によりバリュエーションが全般的に上昇しており、株式への追加投資が難しいという自身の判断は間違っていなかったように思います。高くなってしまったことを我慢して、なんとか買えるのが新興国株といったところでしょうか。
今回バリュエーションを確認して改めて思ったのが、米国のROE(自己資本利益率)の高さです。米国株市場は割高な市場ですが、その分ROEは高く、株主資本がきわめて効率的に投資されていることが伺えます。やや行き過ぎ感も感じられますが、それにしてもROEが20%を超えていることは、考えてみるとすごいことです。