岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

資本主義国として成長している国の中にも米国と距離を置く国も存在する(考えてみるとあたり前ですが…)

近秋にインドネシアでの開催が予定されているG20に関する記事で、開催国のインドネシアがロシアのウクライナ侵攻をめぐり、米国と距離を置く可能性を示唆していることを知りました。記事ではウクライナ侵攻だけでなく、米中の対立に置いて、米国側の責任を指摘する意見も存在するとのことです。

米国に追随する戦略を取る日本(これはアジア太平洋戦争後の歴史を考えると合理的な判断であり、間違っていないと思います)の住民からすると、ロシアや中国に与する方針には危なっかしいものを感じますが、世界には様々な考え方が存在するということなのでしょう。

ウクライナ侵攻をめぐり、中国やインドのように中立姿勢を明らかにする国の存在は認識しており、その背景もある程度理解できていました。ただインドネシアのように資本主義的を導入して経済発展を遂げている国で、米国に対して距離を置く国が出てくるのは意外な気がしました。

従来であれば世界銀行等の国際機関を通じた融資等を通じ、米国が隠然たる影響をこれらの国に及ぼしていたわけですが、現在は中国も一帯一路構想等で同じような取り組みを行っています(インドネシア高速鉄道計画では中国の協力が決まっています)。

こうした中国の対外的な経済協力がいつまで続くのか分かりませんが、対米と対中でバランス良い外交を選択する国が存在することは、国際情勢を見る上で頭の片隅に置いておくべきと思いました。

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