岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

ESGという言葉が嫌われているらしい

投資に当たって環境(Environment)、社会(Society)、ガバナンス(Governance)について考慮するEGS投資について、ESGという名称が嫌われているという記事を読みました。

米国ではESGに対し、(悪い意味での)「社会的大義」を優先している、マーケティング用語にすぎない、という批判的な意見が増えているそうです。記事ではこうした批判が投資にあたってESGを考慮することが当然になった反動であると捉え、ESGへの取り組みをさらに高度化させるべきという論調でまとめられていました。

記事では米国の保守派政治家がESGを批判していることが紹介されており、批判的な意見の裏側には政治的な思惑もあるような気がします。また産油国である米国にとってESGの考え方が浸透して石油会社が活動しにくくなることを防ぎたい思惑もあるのかもしれません。

日本ではESG投資について、明確に批判する声はあまり聞かれませんし、なんとなく良いものと認識されています。私自身も悪いものではないと思いますが、とはいえ利益追求とESGの考慮が本当に両立するのか、懐疑的に思っています。ESG投資が一時的な流行にとどまるのか、今後の推移を見守りたいと思います。

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