米国株式、S&P500が年初来安値を更新したら追加投資しようと考えていたところ、昨日も米国株市場は下落し、年初来安値にさらに近づきました。追加投資のタイミングについてもう少し真剣に考える必要があるということです。
今回の下落局面の下落幅については、(いつものことながら)様々な意見が存在します。それらの意見を確認すると、ベテランほどコロナ対応の異次元さから大きな下落幅を予想しています。これらベテランの意見は正しそうに思える反面、30-40%といった歴史的な下落幅になるほどでもないような気がしています。
このような時は過去の実績を確認するしかないと思っていた時に参考になりそうな記事を読みました。過去の市場下落局面を確認すると、ピークから底値までの下落幅は平均で28%だったという分析です。この分析は1937年以降の15回の下落局面を分析した結果とのことです。今年の年初来の下落幅が24%で、現在は23%ですから、下落幅の平均にかなり近づいていることになります。
現在の下落の勢いを確認していると28%までの下落は容易に達成するように思え、そうであれば28%の下落が確認できた時点で、一旦目をつぶって追加投資をしても良いかもしれません(昨日記事にした通り、追加投資額は手元のドルの半分にとどめる予定です)。
投資家心理は全面降伏とはいかないまでも、かなり悪化しており、昨晩で恐怖指数と呼ばれるVIXは29まで上昇しています。来週が追加投資の好機になるかもしれません。
なお為替介入の効果はやはり短期的なものになりそうで、昨晩で為替レートは143円まで戻っています。週明け月曜の東京市場がどうなるのか分かりませんが、ドルの換金は焦って行うほどでもないように思います。ただ来週が追加投資の好機なのだとすると、高値であることは目をつぶってドルに換金しておいた方が良い気もしており、この点は週明けの為替レートを見て決めたいと思っています。