岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

国家的イベントの大義とは。映画「インビクタス/負けざる者たち」

オリンピックにちなんでスポーツ映画を見るのも良いかと思い、見てみました。南アフリカ代表のラグビーチームの話です。
アパルトヘイトを廃止したネルソン・マンデラと、人種間融和の象徴として自国開催のラグビーワールドカップに出場した代表チームを描いています。

月並みな感想になりますが、スポーツや国家的イベントが社会に与える影響の大きさを改めて認識しました。そんなことを考えていると当然考えてしまうのが、今回のオリンピックのこと。震災からの復興からコロナ禍からの脱却にテーマが変わり、新たなテーマ(コロナ禍からの脱却)が実現する最中(もしくはするかしないか分からない中)で、開催されることになってしまいました。
テーマが変わるのは致し方なく、そして新たなテーマについて不透明な中で開催することは、開催者側としては盛り上げるのに大変だろうなと思います。それに加えて開催直前にゴタゴタが多発していますし…こうした困難を乗り越えて私達が感動できるような話題を届けてくれると良いと思いますが、どうなるでしょうか。

さてアパルトヘイトを題材にした映画としては「マンデラの名もなき看守」が良かったです。「遠い夜明け」も以前見たことがあったような気がしますが、こちらはより現実を突きつけるような、重たい内容のようです(あらすじを忘れており、Wikepediaで確認しました)。「遠い夜明け」こそもう一度見ておくべき映画かもしれません。