岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

この映画が流行ったことがスゴい。映画「2001年宇宙の旅」

以前見た映画ですが、アマゾンプライムで視聴可能になっていたので見てみました。以前見たのが20年以上前のことですので、細かな映画の進行は忘れてしまっていましたが、年をとった分だけ、その良さを理解できたような気がしています。

映像の美しさ(宇宙のシーンなど、このためプロジェクターを使うなどして、大画面で見ることをオススメします)や音楽の使い方の旨さは秀逸の一言につきます。センスを売りにしたお店に行くと、この映画のポスターを見かけることがありますが、その理由が改めて理解できました。
冒頭の猿人類のシーンとコンピュターの反乱が有名ですが、それ以外にも哲学的で難解なシーンがあったことは忘れており、また難解なシーンの意味をWikepediaを読んで理解することができたのも、もう一度見て良かったと思える点です。

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今回感心したのはこの映画が1968年に公開され、流行ったということです。素晴らしい名作であることは間違いないと思いますが、難解な分、商業的なヒットは見込めないような気がしたのです。
この点は公開された1968年がアポロの月面着陸の前年だったということで、ある程度納得できました。アートに対する関心が高かった頃だと思いますが、それに加えて宇宙に対する関心も高かったのでしょうね。

この映画を改めて見ることで、キューブリック監督作品に対する興味が高まりました。有名な作品で見ていない映画があるので、今度見てみようかと思います。