岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

パラリンピックは有観客での開催を!

今のところ後世に残る影響としてあまり良いものを残していないように思える東京オリンピックパラリンピックですが、今回だからこそ後世に良い遺産として残せそうなことが、まだ残っているように思います。それはこれからの政治判断にかかってくるのですが、パラリンピック空前絶後の大盛りあがりを見せ、パラスポーツに関する社会の関心が一変することです。

そのために必要となるのはパラリンピックの有観客開催であるように思います。オリンピックが無観客開催でいまいち盛り上がらなかったことから、仮にパラリンピックが有観客で開催された場合、その反動で通常よりも多くの観客がスタジアムへ訪れることが予想されます。大観衆がもたらす熱気は今回のパラリンピックを歴史的なものとし、またパラスポーツが社会にもたらす影響は良き遺産として残り続けるのではないでしょうか。

パラスポーツの実態について詳しいわけではありませんが、パラリンピック出場選手の場合、大観衆の中で競技を行う経験はほとんどなかったものと思われます(一方でオリンピックに出場する選手の場合、どんなマイナー競技であっても、出場に至るまでの過程で何らかの大会で大観衆の中で競技した経験があるでしょう)。大観衆がもたらす熱気は今回のパラリンピックを歴史的なものにする可能性があるわけで、それはオリンピックが無観客で開催された今回ならではです。

報道によるとパラリンピックを有観客で開催するかどうかの判断は明日、決定されるそうです。いろいろな要素を考慮する必要があるのでしょうが、歴史に残るかもしれない政治決断になると良いなと思っています。