岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

米国で実家ぐらしを選択する若者が増えているらしい

少し前のことですが、米国の若者が実家ぐらしを選択する割合が増えているという記事を読みました。記事によるとコロナ後の家賃高騰の影響もあり、若者世代(26-41才)の約1/4が実家で生活しているそうです(18-29才に限ると過半数とのこと)。1/4の半数以上がこの1年間で実家に戻ったそうで、家賃上昇の影響がいかに大きいかを感じることができます。同じ記事では賃貸住宅に住む若者の約15%が、手取り収入の半分近くを家賃にあてていると紹介されていました。

手取り収入の半分が家賃に回ってしまうと、その他の生活費等によって、貯蓄はかなり困難になります。若者世代の多くは、賃貸に住むことは完全に不可能ではないものの、もったいないと考えて、実家ぐらしを選択したのでしょう。

若いうちは所得の多くを消費して、中年以降に資産形成を行う。これがこれまで一般的な人生計画でした。ただ昨今では早期退職を目指す人が増えているそうで、若いうちから資産形成を行う人が増えていると聞きます。私もそうした考え方に共感しており、若者が家賃節約のために実家ぐらしを選択することは、合理的だと考え、共感しています。

今回の家賃高騰がいつまで続き、また実家ぐらしが増える風潮がいつまで続くのかは分かりませんが、それが社会や文化にどのような影響を与えるのか、興味深いところです。

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