岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

日本に「暇な人」が増えている?富裕層の増加は富裕層向け事業の発展を促しそう

格差拡大の結果、豊かな人は富裕層として有閑な生活を楽しんでいるようだ、とした記事を読みました。戦後3世代を通じた資産の蓄積によって格差が広がり、富裕層は有閑な生活を楽しめているとの見立てです。

記事では平日に新幹線に乗る現役世代と思しき人、平日の昼にオフィス街の喫茶店でくつろいでいる人が紹介されていました。記事は格差拡大がもたらす社会の不安定化に警鐘を鳴らすもので、その心配はもっともな気がしました。ただ私は富裕層が増えることは、富裕層向け事業の発展が促されるため、悪いことではないと考えています。

富裕層が国内でお金を使いにくい場合、そのお金は海外で使われるか、相続税として国庫に入るだけです。国庫に入る場合は(不効率とされることの多い)官僚機構を通過した後、最終的に国民に還元されるものの、とはいえ富裕層には気持ちよくお金を使ってもらい、お金が社会に循環するようにした方が日本社会にとって健全であると思っています。
(国家を通じて富裕層のお金が分配されることは、国民に国を頼りにする悪い習慣をもたらすように思っています)

富裕層がお金をため込み、社会全体に行き渡らなくなった時、記事で紹介されているような社会の不安定化が起こるのでしょう。そうしたことが起こらないことを祈念しています。

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