岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

ロシア株ETFの真価が発揮されるのはこれから。今後も売却資金が振り込まれるはずです

ロシア株ETF清算(Liquidation)に関連した質問の証券会社からの回答が届きました。私の質問は「ロシア株ETF清算にあたっては保有証券が現金化され、複数回に分けて返金されるとのことだが、次回以降の返金も入金されるのか?」というものでした。履歴を見ると「委託売付」となっていたので、万が一私のETF保有者としての権利が売却されたことになっていてはいけないと思い、問い合わせたものです。証券会社からの回答は「追加の返金があれば口座に入金する」とのことで、私の心配は杞憂に終わりました。

証券会社の回答は追加の返金を保証するものではありません。ETF運用会社は追加の返金を予定していると言うだけで、追加の返金があるかどうかは現時点のETF保有資産が無事に売却できるかどうかにかかっています。運用会社の発表ではいつまでに売却するかは書いていませんでしたが、金融系メディアの報道では2023年末までに売却されるようです。2023年末までに売却できなかった場合、ETF保有者の残余資産に対する権利は保証されないとのことでした。

今回のロシア株ETF清算に関連し、個人投資家はどのように捉えているのかと思い、ツイッターを検索しました。すると今回の入金でロシア株ETF清算が終了すると考えている個人投資家が多かったです。ETF運用会社の発表を素直に読むと、日程等は未定であるもののETF保有資産が売却されたらその資金はETF保有者の口座へ入金されると書いてあります。個人投資家が確認すべきは利用している国内証券会社に対し、追加の返金があった時にそれを受け取ることができるかを確認することであるように思いました。

先日もお伝えしたようにロシア株ETF保有する資産の価値は、モスクワ証券取引所でそれなりの価値で取引されています。西側投資家によるモスクワ証券取引所での売買が再開された場合、売買再開直後は西側投資家の売りで大きく下落するでしょうが、それでもそれなりの価格で売却できるはずです。

実際に西側投資家の売買が再開されるかは未定であるものの、1回目の入金をもってロシア株ETF清算が終了したと考えるのは早とちりだと思います。ロシア株ETF保有者が期待すべきは、西側投資家によるモスクワ証券取引所での売買が早急に再開すること。最近では戦争の長期化が伝えられていますが、戦争が早く終わることを望んでいます。

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