岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

市場の悲観見通しは山を超えたもよう。ただ市場の一部には過度な楽観も

株式市場では米国の景気後退入りを意識して弱気な見方が増えていましたが、そうした弱気見通しが減少しつつあるという記事を読みました。機関投資家向けのアンケート調査でそうした結果が出ているようです。市場に新しい情報が現れると当初はその情報に過剰反応し、次いでその情報をこなしていくという、おなじみのパターンが今回も観察されているように思います。

セントルイス連銀のデータベースより

 

こうした市場参加者の変化は株価を通じて確認することができます。一方で今回の株価上昇は、今後も継続するであろう物価上昇やFRBの利上げを十分に反映したものでないような気がしています。コロナ禍に見られた個人投資家の買いによって一部の銘柄が急上昇(そして急落)する現象が、今回も確認できていることは、6月以降の株価上昇があてにならないものであるのかを示しているように思います。

私はと言えば追加投資用のドルへの換金後、為替がドル安に振れたため、「せっかく換金したのだから…」という思いもあって、半信半疑ながらも株式への追加投資をしようかと思っていました。この思いは再びドル高になったこともあり、かなり落ち着いてきています。いつものことながら本質的でありませんが、
そうした事情で株価の下落をじっくり待てるようになってきました。

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