岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

株式市場における「鳥の目」と「虫の目」の食い違い

将来のことなど分かるはずがないと理解しつつ、株式市場の今後に関する記事を読んでいます。

最近では景気後退懸念を背景にして株式市場に対して弱気な見方が広がっており、弱気な記事が多いのですが、強気な意見を紹介する記事もあります。そうした数少ない強気派はその根拠として、個別企業の収益が堅調に推移することを予想することが多いです。

経済全体をいわば俯瞰しているエコノミストやストラテジストと呼ばれる人の多くは、景気後退によって企業収益が悪化することを見込んでいるわけですが、一方で個別企業の収益を予想するアナリストは各企業の収益性を分析し、強気な見方をしているわけです。

エコノミストやストラテジストの「鳥の目」とアナリストの「虫の目」のどちらが正しいのかは時がたつにつれて分かるはずで、今後が楽しみです。個人的には個別企業の収益をコツコツ分析したアナリストの見解が正しければ、努力は報われることの証明になるような気がしており、自身の株式投資の結果にも直結するので、虫の目に期待しています。

なお虫の目が正しかったとしても、虫の目(アナリストの収益予想)に基づく現在の株式市場のバリュエーションは、極端な割安というほどではないそうです。現在の株価からの強烈な反発は期待すべきでないことも、認識しておく必要があると思います。

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