岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

比例代表は候補者名を記載した方が良い。投票所でも候補者名は書いてあります

本日の参議院選挙、投票してきました。参議院選挙には選挙区と比例代表の2つの投票があります。選挙区は候補者名、比例代表は政党を選ぶのですが、比例代表の投票の際に候補者名を記入することも可能です。

比例代表で候補者に投じられた票は所属政党の票として集計され、その政党に割り当てられる議席数が決まります。その後、政党内で当選者を決める際、比例代表で投じられた票数によって当選者が決まる仕組みです。例えば比例代表で3名の議席数を確保した政党は、その政党内の比例代表における個人別得票数の上位3名が当選者になることになります。衆議院選挙の比例代表では事前に順位が決まっていて、このため大きな政党の比例代表上位はほぼ確実に当選する参議院選挙とは異なるわけです。

こうした仕組のため、一票を投じるのであれば、政党名よりも候補者名を書いた方が、自身の一票をより活かせると思います。党としての政策には賛同できなくても、個人として信頼できそうな候補者がいる場合、その人に投票した方が良いでしょう。

また各政党は、比例代表における個人別得票数を分析し、党が今後どのような政策に力を入れるべきかを考えるものと思われます。比例代表選挙公報を見ると、候補者の名前と共にその候補者の経歴や当選した際に重点的に取り組む政策が分かるような情報が載っています。選挙に当選することに血道をあげる各政党は、支持者の投票行動を分析し、分析結果を政策提言に反映させていくことでしょう。

投票という簡単な手段で、一般人が政党に意見具申できる機会はとても貴重です。実際のところ、各政党はホームページ等を通じて常に意見を募集しているのでしょうが、そうした手段でわざわざ意見を伝える人は稀有だと思います。

投票所には比例代表の候補者名も投票所内の机の前に貼っています。このため候補者の漢字表記を覚えておく必要はありません。有権者の意見を政治や各政党に伝える貴重な機会をぜひ活かしていただきたく、比例代表も候補者名で投票することをおすすめします。

(比例代表の投票の仕組みは私の理解に基づくものです。正確だと思いますが念のため、信頼できる情報源を通じ、ご自身でお調べすることをおすすめします)

 

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