岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

安倍元首相の銃撃事件報道に日本社会の進化の側面を見る

昨日安倍元首相が銃撃され、治療の甲斐なく亡くなりました。ご冥福をお祈りします。この事件を巡っては様々な論点が識者によって語られており、今後どのような世論が形成されていくのかを見守っていきたいと思います。

様々な報道に接して感心したのは本件に対するマスコミの報道姿勢です。亡くなった人のことを悪く言わないのは日本社会の良識であり、その良識に従って安倍元首相について好意的に紹介する報道が多いです。私自身も亡くなった人のことは悪く言わないべきだと思いますし、これは当然のことだと思います。
一方で元首相による功罪の、いわば罪の部分についても触れる記事もいくつかありました。こうした記事はわざわざ探しにいくと見つかる程度の多さというのも、そうした記事を目にしたくないという人向けに、ちょうど良いバランスと思います。

利害の調整を行うのが政治ですので、特に首相のような立場の人の場合、功罪相半ばするものです。一般人はともかく政治家の死については、それが突然のものであっても、功罪の罪の部分についても紹介するのがマスコミとしてあるべき姿勢だと思います。言論の自由が保障されていることが日本社会の素晴らしいところで、保障されている自由を上手く活用してほしいものです。

私が特に興味を持つ経済分野では安倍首相が主導したアベノミクスの結果が明らかになりつつあるように思います。結果が明らかになった後、その要因を分析することも未来のために重要なはずで、どのような要因分析がされるのかに注目していきます。

 

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