岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

後悔を避けることを優先した投資法。弱気相場への付き合い方

軟調な株式市場を受け、弱気相場にどう対処すべきかを説く記事を目にする機会が増えてきました。

先日も下落市場への対処として、冷静に振り返って今後も下落すると考えられる資産へ投資していた場合の対処として、いったん資産の半分を売っておくことを勧める記事を読みました。見込みが外れて価格が戻れば半分残しておいたので正解だし、見込み通り下落すれば予想があたって正解というわけです。その記事では売却で得た資金を分散の効いたポートフォリオに投資することを勧めています。短期的には下落への耐性の期待できる債券、長期的には不動産や株式も投資対象になるとのことです。

この記事が想定している投資家は特定業種や特定銘柄に集中投資していた投資家のようで、私のように市場全体を買うような発想で投資している(ロシア株に投資して火傷することもありますが…)にはあまり当てはまらないと考えています。市場全体という視点では長期的に資産価格は上昇するはずと考えているため、価格下落は追加投資の好機になるわけです。

このように記事では売り、私は買いと投資行動は正反対であるものの、市場がどちらに動いても良い「半分だけ売買しておく」という考え方は、後悔を避ける投資法として参考になるように思いました。結局のところ、いつが相場の底値かは後にならないと分からないためです。

同じように考える機関投資家(この投資家は5-10%くらいの追加的な下落を見込んでいましたが、同様に底値がいつかは分からないので現時点で買ってもよいのでは、という見解でした)の記事を読み、待機資金の半分だけ追加投資しておくのも大いにありうる選択肢だと思いました。株価推移を見る限りさらに下落しそうな気がしますが、ある程度下落したところで欲張らず、半分だけ売買しておく投資法を実践したいと思います。

セントルイス連銀のデータベースより

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