岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

クレジット債が割安になっていた!

昨日、株式が今後下がらないならクレジット債に投資すれば良いと思っていることを記事にしました。昨晩の米国市場で株価が下落したため、追加投資の対象としては引き続き株式が有力ですが、本日クレジット債利回りが上昇しているという記事を読み、ハイイールド債の利回り推移を確認してみました。

以下はハイイールド債、米国10年国債、米国政策金利(FFレート)ですが、ハイイールド債の利回りがかなり上昇していることが分かります。このグラフの期間は1997年以降であり、現在懸念されているような80年代のような高いインフレの時代は確認できていませんが、ここまで上昇しているのであれば目をつぶってハイイールド債に投資しても良いかもしれません。

セントルイス連銀のデータベースより

 

一方でクレジット債をめぐっては著名運用者がクレジット市場の最悪期は終わっていないとコメントしたり、2025年にかけてデフォルト率が10%まで上昇することが見込まれていたりで、高リスクな債券にリスクがあることは確かなようです。

今般のハイイールド債利回りの上昇は10年国債の利回り上昇に呼応しているように見えます。米国の物価上昇の目処が立たず政策金利が引き上がる中で、米国10年国債利回りには上昇圧力がかかっており、したがってハイイールド債利回りにも上昇圧力がかかっていると考えて良いと思います。これまでは追加投資のため、主に株価動向を注視していましたが、クレジット債の利回りも確認していく必要があると思いました。

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