岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

コロナ対策や原発再開で政策転換が難しいのはシルバー民主主義の弊害か?

日本のコロナ対策の出口が見えないことや、同じく日本の原発再稼働が経済界から期待されつつも再開が難しいことが記事になっていました。いずれの記事も政治的な判断がくだせないことがその一因と分析しています。

私自身はコロナ対策は平常化し、原発は再稼働した方が良いように思っていますが、とはいえ政治的なリスクを考えると、政治家がそうした判断をくだすことが難しいことは理解できます。特にコロナ対策は平常化の決断を下した後に感染者が増える可能性が高いこと、その場合に有権者の支持を失うことが想像できることを考えると、平常化を積極的に推進することは難しいでしょう。原発の再稼働に関しては経済界の後押しは期待できそうですが、それでも原発に反対する人が多いことを考えると、政治家は好んで事を荒立てて、有権者の支持を失うことは避けたいはずです。

国民の顔色を伺うのではなく、自身の信じる方向へ国民を導くことが政治家の役割とする考え方もありますが、とはいえ強権的な政府が国民の意に沿わない(ように見える)政策を推進する政治体制はそれはそれで怖いところがあります。そのように考えると私のように政策に不満がある人は、本ブログのようにひっそりと不満を漏らす程度が良い気がします。反対の声をあげることが大事で、そうした声が増えると政治が動くのでしょう。

シルバー民主主義は民主主義の弊害のように言われることがありますが、なんであれ多数派の意見が通る(少数意見を尊重する前提付きですが)民主主義という仕組みは、上手くできたものだと思っています。

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