岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

中国がゼロコロナ政策からの脱却を模索し始める。日本はどうやって平常化するのか?

だいぶ前になりますが、ゼロコロナ政策を採用している中国でゼロコロナ政策からの転換を示唆する動きが見られたという記事を読みました。その後上海でロックダウンが行われるなど、相変わらずの面もあるようですが、とはいえ少しずつ現実的な政策が選択され始めているように思っています。

私はコロナの専門家ではありませんが、コロナウイルスがここまで拡がり、また感染したかどうかが判別しにくい以上、ウイルスを根絶することは困難であるように思っています。このため中国がゼロコロナ政策からの転換を模索し始めた(ように見受けられる)ことは、中国だけでなく世界にとっても吉報だと思っています。
目を欧米に転じてみると、マスク等の制限を撤廃する動きが出てきているようです。欧州のように撤廃が早すぎたと評価されている例もあるようですが、ワクチン摂取が進み、このため死亡例や重症化例の数が安定している今となっては、社会を平常化しても良いような気がします。

とはいえマスク着用等に慣れていた人の心が一気に平常化するとは思えません。そして平常化しないと消費行動等の回復は見込めないでしょう。現在のマスク着用等の習慣は制限に基づくものではなく、周囲への配慮といった、いわば自主的な取り組みです。そして自主的な取り組みである以上、我々日本人の性格を考えると、権威のある誰かのお墨付きがないと、マスクを外す等の平常化は進まないように思っています。日本がどのような経路をたどって平常化を果たすのか、興味深く見ていきたいと思います。

reedonshore.hatenablog.com