岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2月末のバリュエーションチェック。米国株の割高感が少しだけ修正される

株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データ基準が異なる可能性に留意する必要があります(同じ基準だろうと思いますが)。

世界全体(VT) 16.6 2.6 15.2
米国(VTI) 20.5 3.8 19.6
欧州(VGK) 13.7 1.9 12.8
新興国(VWO) 12.4 2.1 14.9
日本(VJPN) 12.4 1.2 10.2

先月まで先進国(除く日本)を確認していたのを、今月から欧州に変更しています。もともとは欧州株について確認したかったのですが、先進国(除く日本)はアジア株、特に日本株が入ってしまうことに、遅まきながら気づいたためです。

先月に引き続いて株価下落を受けてPERは低下しています。一方でROEの水準はそう変わっておらず、企業収益は堅調であることになります。またPERの低下が顕著だったのが米国株であり(ウクライナ侵攻を受けて欧州株は相当下がっていたのだと思いますが、参照データを切り替えたので比較できません)、相対的に割高だった市場がより下落するという、教科書通りの展開が起きていることが分かります。

株式市場の中でもっとも割安なのは新興国株ですが、ロシア株で露呈したようにカントリーリスクの存在を考えると、欧州株もなかなかに魅力的であることが分かります。ただ欧州株はROEの低さや将来性の低さ(将来性については思い込みのようなものですが…)を考えると投資対象にはなりにくいかと思っています。引き続き新興国株中心に追加投資のタイミングを図ることになりそうです。

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