岸辺の日記

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ロシア株を取引できる手段が東証にあった!

灯台下暗しという言葉がありますが、まさに同じことがロシア株投資で起こっていました。本日読んだ記事で東証上場のロシア株ETFが、現在のところ世界で唯一のロシア株売買手段であることが紹介されていました。

私が投資している米国上場のETFはもとより、世界各地で上場されているロシア株ETFは市場での取引が停止されています。このため現在のところ投資可能な世界唯一のロシア株ETF東証上場のETFになるそうです。
このETFの存在は認識していましたが、投資対象としては捉えていませんでした。その理由はこのETFの規模があまりに小さいこと。ファンドの運用総額が約8億円で、取引量も数千万円台となっています。これでは個人投資家であっても取引には注意が必要で、指値注文が必須です。また運用総額の小ささは、運用会社から見ると運用報酬が見込めないETFということになり、早期償還の可能性もあります。

取引量が小さくても価格が魅力的であれば問題ないのですが、取引価格の面でも問題があります。東証上場ETFの取引価格は1月末比で37%の下落(3/9時点)となっておりますが、この価格は米国上場ETFの70-80%弱の下落(株式市場で取引されていた3/3もしくは3/4時点)に比べて小さい下落幅になっています。米国上場ETFの70-80%下落も理論価格に比べて十分に下落していないことは以前記事にした通りですが、東証上場ETFの下落幅は米国上場ETFよりも下落していないわけで、この価格で買うのには抵抗があります。
※このETFのホームページを見ると理論価格を2/25時点の株価で計算しており、理論価格にその後の急落が反映されていません。この点も取引価格が十分に下落していない要因だと思います

私は現在の理論価格(急落前の1-2%の価格で取引されている)は極端な動きと考えており、ここまで下がれば早期償還のリスクには目をつむって、ロシア株に追加投資しても良いと考えています。東証上場ETFがそこまで下落するにはだいぶ時間がかかりそうですが、横目でながめておこうと思います。

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