岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

さすがです。ジム・ロジャーズ御大がロシア株への強気見通しを語る

昨日記事にしたように米国の大手金融機関がロシア関連の債券を買っていることを知り、この時期ロシアに投資するなら株式ではなく債券の方が良かったのかなと思っていました。本日ロシア政府は外国人投資家への債務返済は今後の制裁次第という姿勢を示しているように、債券も株式同様に不透明さはあるわけですが、ただ今回の事態が落ち着いたときに債券は株式よりも早く値を戻すと思われます。

そんなことを思っていたところ、ジム・ロジャーズという著名投資家がロシア株に引き続き強気であることを知りました。このベテラン投資家はここ20年くらい商品市場に着目した投資を行ってきましたが、同時にロシア株についても強気見通しでした。今回の急落局面で同氏がロシア株に対して強気だったことを思い出し、今はどう考えているのかと思っていたのですが、現在も強気とのことです。
ロジャーズ氏がロシア株に強気な理由は、商品市場に投資妙味があるという前提の下、資源国かつ債務の少ない国を選好しており、このためロシアやブラジルに強気とのことです。またロシア株へは現在も投資しており、事態が落ち着いたら買い増すつもりと語っていました。たしかに事態が落ち着いたらロシア株は反発するのでしょうが、それにしても豪胆な発言です。なお同氏は(事態が落ち着いた後という)短期的には強気ですが、長期的には中央銀行金利上昇を制御しきれなくなり、長期的には深刻な弱気相場を見込んでいるとのことです。

ロシア株へ投資している私としては勇気づけられる意見ですが、私のロシア株投資は運用会社の考え次第で解消されてしまうETFを通じての投資です。事態が落ち着く前に現在の価値、つまりほぼ無価値が確定してしまう可能性があります。
ロジャーズ氏は自身を冒険投資家と名乗っていることから、ロシア株は現地の証券会社を通じて投資しているものと思われます。このため自身の持ち株が無価値になることはないという安心感があるのかもしれません。
ETFの運用継続は運用会社の考え次第であることは、今回の教訓として肝に銘じることにします。

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