岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

ロシア株ETFへの買付注文受付が停止される。新規設定や解約も停止。レバレッジ型ETFは償還へ

最近の当ブログはロシア株ETF観察日記になっています。

昨晩も大幅下落したら追加投資しようと証券口座にログインしたところ、私が利用しているネット証券でロシア株ETFの新規買付注文の受付を停止する通知が出ていました。受付停止になったのは新規買付注文であり、売却は可能なようです。
ここ数日追加投資のタイミングについてあれこれ考えてきましたが、注文受付の停止によってこうした思考は意味をなさなくなってしまい、とても残念です。昨日記事にしたようにこのロシア株ETFは理論価格を大幅に上回る価格で取引されており、割高価格での取引から顧客を守ったということかもしれませんが、それは顧客自身が考えれば良いことであるように思います。ひょっとするとロシアを排除する動きが個人の証券取引まで及んでいるのでしょうか。

観察日記としては昨晩判明したもう1つのことに触れておく必要があります。このロシア株ETFは昨晩、投資口の新規設定や解約を一時停止する旨を発表しました。これは機関投資家が理論価格からの乖離を収益に結びつけたり、大口投資家が売買するための仕組みです。
ロシアの証券市場が機能不全に陥っているため、新規設定や解約は当然停止されていると思い込んでいたのですが、昨晩までは制度上、これらを受け付けていたことになります。その割には理論価格からの乖離が大きすぎるように思いますが、制度として可能であっても証券取引の現場では実質的に不可能になっていたのかもしれません。

また私が投資していたETFではありませんが、ロシア株にレバレッジをかけて投資するETFが償還されることになったことを知りました。レバレッジETFは市場で大きな変動が起きた時に弱いと言われますが、それが悪い形で的中した形です。
私が投資しているロシア株ETFは現物株式を保有しているため、償還の必要はないはずですが、こうしたことが起こってしまうと市場の反発を捉える前に投資が終わってしまいます。これは避けてほしいと思いつつ、ただこの点はETFの運用会社の判断次第であり、怖さもあるなと思いました。

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