岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

11月末のバリュエーションチェック。金利とバリュエーションの関係は?

株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。

世界全体(VT) 18.6 1.7 15.4
米国(VTI) 23.3 1.6 18.6
先進国(除く米国)(VEA) 15 1.7 11.7
新興国(VWO) 12.5 2.1 15

10月末からの比較では各市場ともバリュエーションは低下しています。これは主に新変異株やFRBの政策姿勢の転換を受け、株式市場が調整したことを受けた結果と思われます。

バリュエーションをめぐってはバリュエーション水準を左右することになる金利がどう動くかが注目だと思います(金利が上昇するとバリュエーションは低下することが予想されます)。
その金利は10月末との比較で若干の低下となっています。金利水準が低かった1年前からバリュエーションの記録をつけていれば金利変化とバリュエーション変化の関係が見えて良かったのですが、私が記録をつけ始めたのは5月末からで、以降金利はほんんど動いていません。

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2000年代など金利が高かった時期のバリュエーションは調べようと思えば調べられると思いますが、その際のPERの基準と私が参照しているETFのホームページのPERの基準が一致していないため、あまり参考にならないのがもどかしいところです。PERは「株価÷1年後の1株利益予想」で計算されることが多いようですが、基準が違うだけで随分違いますので。

とここまで考えて私が計算したいのはPERの変化であることに気づき、その意味では基準はあまり気にしなくても良いことに気づきました。時間がある時にこの辺りの計算をしてみても面白いかもしれません。