岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

FOMC結果発表の直後に株価が上昇した理由

今週発表されたFOMCの結果はほぼ事前予想通り、あえて言うとややタカ派な内容でしたが、それにも関わらず株式市場は株価上昇で反応しました。この理由として「ヘッジ解消の買いによるものだったのではないか」とする記事が出ていました。

今回のFOMCがもたらすかもしれない混乱に備えてヘッジしていた(売りポジションを持っていた)投資家はたしかに多かったように思われます。そうした投資家はほぼ事前予想通りの結果を受けて、ヘッジの必要性はなくなったと判断し、ヘッジポジションを解消した(買い戻した)というわけです。
この説明の他に、結果発表の当日に語られたいた「当局がインフレを抑制することへの期待感が高まった」とする解釈もありましたが、私にはヘッジポジションの解消という今回の解釈の方がより正しいように思えました。

このように市場の上げ下げの理由や解釈はどれが正しいというものでもなく、いろいろな意見から正しそうな意見を選択するのが正しい態度であるように思っています。たとえ信頼できるインフルエンサーのような人がいたとしても、その人の意見が百発百中であることは期待してはいけません。

市場で何が起こっているのかの解釈は投資行動を起こす上で重要な要素になります。投資家は市場が合理的に動いていないと判断し、投資行動を起こすからです。
自身で市場の動きを解釈できるようになるのが一番ですが、私のようにそこまでの水準に達していない場合、いろいろな意見を確認して確からしい意見を選ぶしかありません。今後も記事を通じていろいろな意見を確認していきたいと思います。

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